2012年4月19日木曜日

磁性流体オブジェを作ろう


磁性流体は磁力に引かれ、神秘的な動きをします。
その変化を見、心引かれたのは、私だけではないはず。





これもおもしろい。


流体が角のように伸びる現象を「スパイク現象」と言います。
これは、流体が磁力線にそって伸びることから起きる現象です。

磁力線が見えると美しい!

これを応用して、多くの芸術作品が作られています。
サンプル動画のようなものを作るには、かなり強力な磁場が必要になるが、
工夫によっては、小さな作品でも、インパクト大のものが作れるかも。

磁性流体ビジュアライザ

磁性流体は、買うと結構高いが、簡単に作れます。
今回は2つほどご紹介。


用意するものは以下の4点です。
●水 40ミリリットル
●せんたくのり(PVA配合) 10ミリリットル
●ほう砂(ホウ酸ナトリウム) 薬局で売っている
●砂鉄 ホームセンターでも売っているらしい。

耐熱性のコップに「洗濯のり」と「水」を入れてる。
鍋でお湯を沸かし、その中にそのコップを入れる。(火は止めておく)
4分間かき混ぜる。
「ほう砂」を0.1グラム入れる。
コップを熱湯から出して、5~8分かき混ぜる。
「砂鉄」を入れる。かき混ぜる。
全体が真っ黒になるまで、砂鉄を入れる。

これで、簡易磁性流体が完成です。
あくまでも「簡易」ですので、
磁石を近づけても、テレビなどで紹介される「ウニ」のような形にはならないようです。
番組内では、山がひとつできる程度でした。
また、時間経過と共に、磁力に反応しなくなるそうです。


2.もっと簡単な方法

【材料】
・レーザープリンターのトナー (黒) 約50ml
・サラダ油 30ml

【作り方】
・トナーをガラス容器にいれ、サラダ油を加える
・よくかき混ぜる

【遊び方】
・磁石を近づける
(※磁力を変えられる電磁石で遊ぶと、より楽しい(!)

ちなみに磁性流体の性質は。
1.磁場中では粘度が上がる。
2.磁場中では見掛け比重が上がる。
3.磁化は、含有される磁性粒子の割合に比例する。

この他にも、目に見えない自然現象を可視化すると、きれいかも。

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